

天窓をしめて祈祷のようなものがはじまりました。
合図の火をいれたとき、ノアは無数の泡のようなものがアタマのなかで音を立ててはじけていくのがわかりました。それがひとびとの命だと、感ずるのにそれほど時間はかかりませんでした。 ノアははじめて神を呪いました。 #noah


ドロシーはかたにとまり、そこではじめてノアに言うのでした。
ドロシーはかたにとまり、そこではじめてノアに言うのでした。 ねえ、ノア、いまはそんなこと言ってる場合じゃないんじゃない? ノアは、あたりまえみたいに、はとのドロシーに答えるのでした。 事が終わって、ぼくになにかできることはあるんだろうか?...


たいまんにより人をあやめることがあったとして、それは我々ぜんぶのせいだろうか?
やがて川が氾濫して、大きな洪水になります。 #noah


われぼめの、ひとのかさをましてお互いをひとかどのものとしてあつかい、それをしてあとはただなにもしないひとびとは、それほどに悪い人たちなんだろうか
雨はもっと、もっと降りました #noah


ひとに自慢をしたり、そのよろこびをわかちあったりすることはつみなんだろうか?
雨は返事を断るように、もっと降りました #noah


だいたい、謙虚じゃないことは、そんなにわるいことなんだろうか
雨がざあざあとふりはじめました #noah


ノアはためいきをつきました
「いつもぼくに扱いきれないもんだいばかりみせて、何が楽しいんだ」 #noah




